|
TOEICのリスニングは満点でも、実際の会話で英語が聴き取れない日本人は多い。洋画や海外ドラマを使った英語学習法だが、日本に住んでいてネイティブに接する機会は限られているが、英米の洋画や海外ドラマなら気軽に話すスピードやスラングなどを楽しみながら英語を学習することができる。
現在は、動画配信サービスの台頭により、HuluやNetflixには英語字幕に対応した作品が選べないくらいラインナップされている。特に、Huluは英語字幕作品の検索機能も付いているため自分が観たい作品も見つけやすい。わかるだけでも海外ドラマ25作品が対象になっている。
しかし、ただボーっと観るだけでは英語力は身についてこない。英語字幕で観て意味がわからないシーンは巻き戻したりして、もう一度聴いてわからなければ日本語字幕で確認しよう。日本語字幕で観ると時数が増えるため、意訳されたり省略されたり、まるっきり原語が変わっている場合も多いのだ。
少々時間はかかるが、辞書で単語やフレーズの意味を調べ、そこで気になるフレーズや単語はノ―トに書くなどして復習するのも手だ。これらの一連の作業をスムーズに進めるためには、パソコンで作品を観たほうがいいかもしれない。
おすすめの勉強法は、まず音声を聴いてから一時停止して字幕を音読するスピーキングだ。さらに、音声と同時に字幕を音読するオーバーラッピングや字幕を見ないで音声を聴いてすぐマネをするシャドーイングといった実践的な方法だ。
特に、シャドーイングはリスニング力の向上が期待できる方法で、最初は30秒ずつではじめ、徐々に時間を延ばしていけば、何分でも続けられるようになる。また、この方法は映画やドラマでなくてもTOEICのテキストでもYouTubeの音声でもいい。
HuluやNetflixのような動画配信サービス以外に使いやすい教材は、日本の英語版アニメだ。ルパン三世やジブリ映画などは実は海外でも人気あり、海外のアマゾンでDVDを購入することができる。
もちろん、対応プレーヤー(リージョン2で観れるかどうか)を確認する必要はあるが、内容は一度観ているのでわかりやすく、日本語と英語の表現を比較する楽しさもある。スピーキングやシャドーイングでも使えるが掃除や洗濯をしながら音声を聴くだけでも効果があるだろう。
好きな英米の映画や海外ドラマを教材にすると、英語学習を飽きずに続けられるかもしれない。
最後に、ちょうど私がAtlasマンツーマン英会話の語学カウンセラーになって丸3年が過ぎました。たった3年ですが訪日外国人観光客が増えたせいか、世の中の英語アレルギーが少しだけ減ったように感じます。
法人向けレッスンの体験に行くと、急に外国人が社長になって社内英語公用語化という話も、あまり新鮮味がなくなりました。トップや役員だけでなく、一般社員にも外国人が増えてきています。国内の小売店やオフィスでも英語でコミュニケーションを取る風景が増えました。
現場やトップが変わり、代わりに間に挟まれた中間管理職だけが英語を上手に使えず四苦八苦しているようです。しかし、最近の中学・高校生の英語学習は英会話重視学習の反動で英文法が軽んじられているように思います。昔より英語が話せるのにきちんと英文を組み立てられない生徒が増えているようです。
|
22. オンライン英会話の正しい選び方 |
INDEX |
|