約17年前の2000年、僕は高校を卒業してすぐにアメリカの大学に留学したのですが、その時いろんな人に言われたのが、 「アメリカに行けばいいってものじゃない」 「まずは日本でしっかり大学にはいってそこから留学したらどう?」 など、なぜか学校の先生や友達まで僕がやろうとしていることに説教したり反対したりしてくる人が多くいました。
もちろん、応援してくれる人も多くいましたが、日本では何かにチャレンジしようとすると、基本的にまわりの反対にあいます。多くの日本人は留学をするには 「英語を勉強する」とか 「ビジネスを勉強する」とか、 たいそうな理由がないといけないと考えているようです。
でもあなたが今、高校生や大学生、あるいは社会人で 「何とか日本を出て冒険したい!」 「自分の境界線を広げたい!」 と思っているなら、偉そうな目的がなくてもどんどん留学してしまうことをお勧めします。
さっさと外に飛び出してしまいましょう!アメリカが日本と決定的に違うところは、何かにチャレンジしようと思った時に相談すると、必ずみんな賛成して応援してくれます。自分のことをそれほど知らない人でさえ、「それは素晴らしい!君だったら必ずできる!」 みたいなことを言ってくれるので逆に 「随分適当なことをいってるな」 と思いつつ、なぜか勇気づけられて一歩を踏み出すことができます。
仮にあなたに今「これがやりたい!」「これが勉強したい!」 という分野がなかったとしても、大学受験時に学部を決める日本とは違い、アメリカ大学では自分の専攻が合わないと感じたら、簡単に変更することができます。
逆に良く考えずに専攻を何度も変えた結果、卒業に6年も10年もかける学生も多いので、ある時点でしっかり決断することを勧めます。それでも6年とか10年かけて卒業する人もたくさんいるし、アメリカの大学には高卒で就職した後、やっぱり大学で学びたいと戻ってきて勉強している人もいるので、日本みたいに1年遅れた、2年遅れたなんてことはほとんど気になりません。
「ギャップイヤー」などと日本では騒がれていますが、アメリカではギャップイヤーは取り立てて言うほどのことではありませんし、むしろ夏休みがほぼ4ヶ月あるので毎年ギャップイヤーみたいなものです。
ということで、あなたが「海外留学したい!」とか、「海外で冒険したい!」と思ったら、まずまわりの日本人に相談するのはやめましょう。少しでも今と違うことや、レールを外れることをしようとすると、9割は反対されます。やりたいことが決まってなくても全然問題ないので、留学したいと思ったらまずは覚悟を決めて準備を始めましょう。
|