忙しいビジネスパーソンにとって、英語学習の時間を毎日確保することは至難の業だ。大切なことは習慣化すること。通勤時間や昼休みなどを活用すれば後でライバルと大きく差がつくだろう。
効果的なのが、スマホアプリの活用だが、スマホと非常に相性がいいのは単語アプリだろう。のちほど詳しく説明するが、単語アプリのZuknowの特徴は自分で単語帳を作ることができる機能だ。覚えたい英語フレーズや専門的な単語だけを集めたオリジナル単語帳も作成できる。プッシュ機能を利用すると、決まった時間に通知が来るため習慣化しやすい。
他にも単語アプリは種類が豊富だ。ひたすらストイックに単語を暗記することに集中できるMikanというアプリも使えそうだ。人の評価を気にせず、とにかく自分と相性のよいアプリを探して一つに絞ってみることだろう。
スマホアプリは本の単語帳と違い、音声や動画・反復機能・速度調整もが付いている。すき間時間をフル活用して、上手に英語を学習したい。
選び方が難しいのがTOEIC対策アプリだ。やはりこの分野では信頼できるアプリはまだまだ少ないようだ。しかし、TOEIC公式アプリのEnglish Upgraderは、二人あるいはひとりの話を聴いた後にテストが出題される。会話がフランクで深く聴かないと解答することができない内容になっている。新TOEICの内容に近いかもしれない。
リーディングアプリでは、POLYGLOTSのシステムは、様々なサイトから最新海外ニュースを集めていてそれだけでも情報収集に役立つ。興味のある記事なら理解が深まり、リーディングを継続しやすくなる。
日常会話では、リアル英会話アプリがおすすめだ。日々内容が更新されており、コンテンツが豊富で、英会話の音声フレーズを聴くだけでもリスニングの練習になる。
リスニングアプリでTOEIC対策にも活用できるアプリもあるが、最も気軽に取り入れやすいのがPodcastではないだろうか。ニュースから音楽まで好みの無料コンテンツが選べる。通勤中に聴いたり、趣味で聴いたり、シーン別にチャンネルを登録することができる。
ウェブサイトでも使えるサービスは多い。Lang-8は英文を書いてアップすると、誰かが添削してくれる交流サイトだ。簡単なネイティブ翻訳チェックに使うことができる。
最後に、Atlasマンツーマン英会話のAtlas Study Lifeは、語学の専門家がビジネス英語、日常英会話、TOEIC対策などあらゆる目的に合う学習コラムを掲載している。
何十ものアプリとサイトを試してみたが、続けていくためのポイントを挙げてみよう。まず、カテゴリー別にアプリを選び、使う目的を決める。それを勉強ではなくゲームと思うことだ。勉強と思った途端に続けていくのがイヤになるのが人間だ。楽しみながら習慣化するのが大切なのだ。
スマホならではの注意点もある。ソーシャルゲームやSNSなど他のアプリからの誘惑が多いのでトップページを英語アプリで埋め尽くすような回避方法を探すべきだろう。上手にアプリを日常的に取り入れ、英語力アップにつなげたい。
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