グローバル市場の成長やインバンド需要に対応するには、従業員の語学力アップが欠かせない。Atlasの法人向けレッスンを導入した企業では、どのような変化が起こっているのかインタビューをした。
札幌に本社を構えるIT企業の売上高のほとんどはナビゲーションシステム事業だ。しかし、中長期で国内の売上げは頭打ち状態で海外に出てマーケットを拡大させなければならないが、「国内で利益が上がっているのに、なぜ英語を話さなければいけないのか?」という思いは社内に根強いようだった。
そこで人事部が仕掛けたのが、Atlasマンツーマン英会話の法人向け語学レッスン。「1年後にインドネシアとインドへ6カ月、単身赴任してもらいたい。将来の役員候補として週に2,3回英語研修を受けてもらう」と社長にそう告げられた5人組。
日本に帰国しても元の職場には戻れないだろう。なぜなら、海外市場を開拓するためだからだ。そして社員に活躍の場を早く与えるなど、副次的な効果として人事活性化につながっていることが理解できる。
Atlasマンツーマン英会話では、週に1、2回のグループレッスンを5人グループで受ける。中には、それでは物足りないことからマンツーマンレッスンを受ける社員もいる。自分のデスクに戻ると仕事を再開するが家に変えれば宿題をこなし、リスニング学習に追われる日々だ。
土日はオフだが、英語耳がなまってしまうため、「月曜日が怖い。遊んでいる暇がない。眠れない日もある」と漏らしている社員もいるほどだ。
5人の共通する弱点は語彙の少なさだ。学習方法としてまずは、ひとり一人のパソコンにGoogleを英語設定にして、英語で例文を検索しながら語彙を増やすことになった。成果は早くも出てきているようだ。5人の場合、英語研修を告げまれた直後のTOEICは400点台だったが、Atlasでレッスンを続けた6カ月後には600点まで上がった。
目標は大きく分けて3つに絞った。1つ目は、6カ月以内に600点、9カ月以内に800点を取り、担当講師と役員の前で与えられたテーマについて英語でプレゼンをすること。そして、ミーティングで新商品についてのプレゼンをすることだ。
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