出世街道を歩むビジネスマンにとって、大きな戸惑いなるかもしれないことが2016年6月からのTOEICテストの問題形式が一部変更点するという話。
新形式のTOEICでは教科書的な内容を減らし、よりリアルな英語を意識した問題が加えられるという。リスニング問題では会話全体を理解しなければ解けなくなり、今まで通用したテクニックではスコアアップができなくなりそうだ。
今やTOEICスコアは、企業内で出世のために必要な資格だが、全社員対象の目標値として導入し、クリアできない中間管理職を降格させるための証拠として提示する企業が増えているという。
しかし、TOEIC800点以上を取得しても英語が話せないために次第に臆病になり、海外勤務を拒否する中間管理職の人々は少なくないのだ。社員の英語力強化を推進してきた楽天やユニクロなどの大企業では、日本語だけでビジネスはできなくなったが、英語が上手でも意志がないと相手に伝わらないということで、海外で仕事ができる人は、自分の言葉で話ができる人しか要らないと言いきっている。
これからのビジネスマンに求められるのは、TOEICをもとにした英語運用力なのは間違いないだろう。英語圏に限らず、アジアのクライアントと英語でビジネスする機械も増えてくるだろうから、海外のクライアントと英語でコミュニケーションを取りながら仕事を勧めるには、英会話スクールなどで英語のトレーニングを積み重ねるしかない。
英会話スクールに通う時間がないのなら、オンライン英会話レッスンやYouTubeなどの動画で気軽に英会話を学習するべきだ。電車内などスマホアプリを上手く活用できれば、スキマ時間も学習時間に充てられる。
さらに、海外からの旅行客が2015年に約2000万人になるなどの需要の高まりから、訪日外国人は2020年の東京オリンピックまで増加の一途をたどるだろう。街を歩けば困っている外国人を見かける光景が増えてきた。
彼らに無償で道案内や簡単なガイドをするだけで、海外に行かなくても会話力を磨けるのだ。東京オリンピックに向け、おもてなし英会話も学んでいきたい。
本コラムでは、新TOEIC形式に対応したレベル別英語勉強法を紹介するとともに、実践で使える英語をあらゆる視点から伝えていく。さらに、毎日の英語学習を習慣化するためのサービスの使い方やすぐに使える英文フレーズを書いていく。今年こそ、本当に使える英語力を身につけていきたい。
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