外国人講師からアンケートを取った結果、モチベーションアップにもなっていて、カリキュラム作成に注文をつける講師も増えていることがわかった。日本語であることの限界は、海外拠点の社員から外国人社員から自分たちは日本人社員より下の立場、というように思われてしまうことだ。それでは共有することができない。
多くの日本人社員は、留学や海外に住んだ経験があるにも関わらず、グローバル感覚というか、自発的に思考する能力はそんなに高くない。グローバルスタンダードを自分に持っていることは大切だ。
しかし、日本ではマスコミも含めてどんどんガラパゴス化を進めているから、給料をもらえればいいと思ってしまっている。大事なのは、動くために考え、考えるために動くことだろう。それを日本人にはできないのであれば、グローバルにできるような外国籍の人でもいいということになる。
グローバルに英語を使って情報を仕入れるとさまざまなノウハウが吸収できる。なぜAtlasマンツーマン英会話が20年も運営できているかというと、経営トップが世界中の成功例にアクセスし、いいアイデアを会社に投入するからだ。
最近、Atlasでは若い外国人講師と同世代の日本人の若者に大きな差を感じている。ハングリー精神という言葉では言い表せないが、鎖国を300年以上続けた日本と欧米のように変革を繰り返してきた国とは大きく違う。
とくに、欧米人は上司や企業が守ってくれると思っていない。自分の道は自分で切り開くというのが原則だからだ。
アトラス株式会社では、社長も含め日本人社員全員が英語だけでなく第三言語も学ぼうとしている。その中でも、中国語や韓国語を学ぶ意味は大きい。語学カウンセラーの全員が半分英語ネイティブなので、それ以外の言語を学んでもらいたい。
また、中国人と韓国人は日本への観光客人口が１，２番目に多いことで、将来的には極めて重要になると考えている。特に中国語圏の市場は英語圏を超えるだろうから、中国人と片言でも話せるようにはなっておきたい。
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