Atlasでは20年以上前から世界のビジネスも共通語は、非ネイティブが話す英語になると伝えてきた。過去のグローバル化は、19世紀はイギリス化であり、20世紀がアメリカ化であり、西洋化であり、植民地化であり、日本を含めた北半球中心の動きだった。
しかし、ここ10年ほどで英語を話さなかった国が英語を話すようになった。特にアジアのマレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムや中韓、東欧諸国やロシアでも強いなまりで英語を話している。
Atlasで提唱しているのは、マンツーマンに特化した英会話のレッスンを速く、安く、便利にするサービスを提供していること。特に大事なのが速さ。クイックロジカルと呼んでいるが、シンプルな英語でテンポよく論理的に話すこと。
TOEICのスコアが高くてもこれができない人は多い。レッスン料金の高い大手英会話スクールに通う必要はないので安さというメリットがある。さらに、Atlasなら何歳からでも習得は可能だ。
もう一つ重要なことは、知識のアンテナを高くすること。英語の環境で世界に出ると、日本代表として見られるので、どんな質問をされるかわからない。専門分野に限らず、日本の歴史や芸術などの知識を身につけておくべきだ。決してリベラルアーツをバカにしてはいけない。
英語を勉強すると日本語がダメになると思っている人もいるが、それは違う。通常、英語がしっかりしている人は、日本語もしっかりしている。英語を研ぎ澄ますことは、日本語を研ぎ澄ますことになる。まずは、英語を学ぶとともに、日本人を極めてほしい。
1 英語を学ぶ動機と上達後のビジョン
世界中の人とコミュニケーションを取りながら、多くのことを学べる醍醐味を考えること。英語の環境の中で、多様な価値観や見方に触れると、英語の勉強が楽しくなるはず。自分の興味のある分野に絞って勉強すること。TOEIC900点が目標では中学・高校でやらされた受験英語と同じになってしまう。その先のビジョンを考えることが大切だ。
2 2次元的な勉強から3次元的な勉強に
状況・内容・使う立場によりそれにふさわしい表現は変わってくる。それに対して、常に正しい表現を追い求めてきたのが受験英語。このやり方は思考を止めてしまうという副作用がある。英語はあくまでコミュニケーションのツールにすぎない。英語を3次元的に学ぶためにも、文字を読むだけではなく、洋画や海外ドラマなどといったものにも手をつけるべきだ。
3 思考の瞬発力・集中力・持続力を鍛えよ
日本語のリズムは英語よりはるかに遅く、スポーツに例えるならボウリングのようだ。一方、テニスのような英語には速いテンポに慣れることが重要になる。そのためには相づちを習得することだ。質問されたら2秒以内に話し出すトレーニングが必要になる。また、相手の話が聞き取れなかったり、意味が不明である場合、遠慮せずに確認し、質問すること。日本人は考えてから話す傾向があるが、話しながら考えるクセをつける必要がある。
4 レッスン体験と継続学習を組み合わせる
英語に限らずスポーツやビジネスでもこの2つは重要だ。継続学習だけでは飽きてしまうので、手に汗握るようなレッスンやイベント、海外旅行を組み合わせる。成功は励みになるし、失敗しても学びになる。そのときできなかったことを継続学習に入れておけばいいのだ。英語のプレゼンや会議でできるかぎり質問する。失敗しても落ち込む必要はない。
5 グロービッシュのネイティブスピーカーとして
世界で使われているのはアメリカ英語でもイギリス英語でもない。日本人のように外国語として英語を使っている人が世界の多数派だ。そうなると、日本人が話す英語はグローバル・イングリッシュのネイティブスピーカーを目指すことになる。これが理解できなければ、もはや言い訳は不要になる。何歳からでも、グロービッシュは習得できるのだ。
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